NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.18


専門分野: 皮膚・毛髪

Q: 皮膚の再生について

 一年ほど前に頬の血管腫を電気メスでとりました。その後はれがありアイスノンでひやしていたらかさぶたがはがれ丸く五mmくらいの傷が残りました。朝になるとその傷がふくらんでいます。傷をきりとる手術もあるといわれましたが顔を縫うことはしたくありません。メイクで隠そうとしても無理なのでなくなった皮膚のところに再生医療で皮膚をつくることはできませんか。

掲載日: 2006.8.30

A:

 皮膚の再生は臨床応用されていますが、培養皮膚という名称で、主として火傷などで自分自身の皮膚を移植(自家移植)できない患者さまに対して、培養皮膚移植というかたちで行われています。つまり、自分自身の皮膚の移植が最も良い移植で、自家移植ができる場合は培養皮膚の移植の対象にはならないと思います。また、自家移植の場合でも移植して皮膚とその周りの皮膚とは大なり小なり跡は残ります。したがって美容上ご質問の方の満足できる成果は得られないと思います。
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