NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.298


専門分野: 筋肉・軟部組織

Q: お問い合せ

 期待と希望を頂けそうな貴サイトに感謝申します。
ALSの診断を受けて1年半が経ちました。
幹細胞移植等、再生医療(治療)の実施が待遠しくてたまりません。
日々、出来ない事が多くなっていきます。治験が行われているとすれば 知りたいのですが・・・。

掲載日: 2007.3.12

A:

 ご存知のように、筋委縮性側索硬化症(ALS)のワクチンを、日本(滋賀医大分子神経科学研究センター)とカナダのグループが開発し、マウスで延命効果があったと報告されていますが、この発表はあくまでマウスを用いた動物実験のデーターであり、まだ、ヒトへの応用が可能な段階には至っていません。残念ながら、今のところヒトへの治療に用いるワクチンはまだ開発されていませんし、治験もまだ行われていません。ALSの診断を受けられて1年半ということですが、私達にも、貴下のつらいお気持ちや不安、そして、再生医療の実施が待ち遠しいというお気持ちはよくわかります。
再生医療の研究はかなり急速な進歩を示していますし、この分野では突然に画期的なブレークスルーが起こるということが十分に想定されます。
近い将来、ALSのヒトに応用可能なワクチンが開発される可能性も大いにあると思いますし、私達も新たな展開を大いに期待しながら見守っていきたいと思います。
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