NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.365

専門分野: 皮膚・毛髪

Q: ReCell（表皮細胞浮遊液移植）について

　下記のような症状をReCellによって目立たなくする事はできるのでしょうか。また、その他の治療法などはあるのでしょうか。
正常な瘢痕なのですが顔にあるためどうしても気になってしまいます。
瘢痕の状態は、凹んでいて周りの正常な皮膚より白くてつるつるしているため光を反射して目立ちます。

掲載日: 2009.2.13

A:

　自家表皮細胞浮遊液で顔の瘢痕が修復できるかどうかのご相談です。結論から申しますと、その可能性はあると思いますが、それが最適かどうかは断言できません。元々この治療法は熱傷などを受傷した早い時期に使用して、早期の上皮化によって皮下組織の瘢痕形成をできるだけ抑えることを目指して行われるものです。しかし、古い瘢痕の治療にも使える可能性はあると思います。ただ、最近では自家培養表皮など、その他の治療手段もありますので、どのような方法が最適かは場合によって色々だと思います。治療を考えておられるのであれば、信頼できる形成外科医の診察を受けられ、よく相談されることをお勧め致します。
NPO会員様募集中
再生医療相談室トップに戻ります
再生医療推進センターは再生医学、再生医療の実用化を通して社会への貢献を目指す非営利活動法人です。
Copyright (C) NPO法人再生医療推進センター All rights reserved.