NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.367


専門分野: 脳・神経・脊髄

Q: 心肺蘇生後脳症

 20**年**月に**歳の主人が急性心筋梗塞を起こし、心肺停止状態で病院に搬送されました。心肺蘇生を行い、低体温療法をしましたが意識は回復せず、低酸素脳症となりました。現在器官切開をし人工呼吸器に依存しています。遷延性意識障害・全介助状態で特殊疾患病棟に入院中です。何か治療法などないのでしょうか?また、低体温治療後、細胞を活発にする薬の投与で休眠していたと思われる細胞が目覚めるという事例もあると聞きましたが、いかがなものでしょう?

掲載日: 2009.2.13

A:

 脳や脊髄の再生医療は、慶応大学の岡野栄之教授のグループ(http://www.okano-lab.com/)をはじめ多くの研究者が取り組んでおり、動物実験ではある程度の治療効果が報告されはじめていますが、残念ながら未だ臨床に応用できる段階には至っていません。現在のところ、リハビリテーションを続けることが治療の中心になろうかと思います。
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