NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.609


専門分野:耳・鼻・咽頭

再生医療でなにな難聴回復について

5ヶ月の子供がいます。左耳正常、右耳ABR99dv無反応でした。CTにてアブミ骨消失、か牛のうずまきがなく、今の医学ではなおりませんと言われました。臍帯血は凍結保存されています。今後、再生医療で聴覚回復可能性はありますか?臨床では、いつくらいに実施する可能性がありますか?


掲載日: 2018.01.25

A:

  残念ながら、内耳の構造を新しく作るような再生医療は今のところ不可能です。ただ、人工内耳は音を電気信号に変換して、直接聴神経に伝えるものですので、聴神経があれば、原理的には装着できる可能性があると思います。ただし、左耳に正常な聴覚がある場合にそのような治療を行う意味があるかどうかは疑問です。逆に、変な音が聞こえて邪魔になるかもしれません。おそらく、今の段階では、正常な左の聴覚を大事にしていただくのがよろしいのではないかと思います。


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