専門分野: 脳・神経・脊髄
Q: 中枢神経再生医療の臨床医療磁器について
私は千葉県在住の51才男性会社員です。4年前の平成13年4月に脳梗塞症を発症し、幸い一命は取り留めることが出来ました。八ヶ月間、入院し、加療、リハビリを受けが、左片麻痺の後遺症が残り、今や第一種第二級の身障者です。左下肢に短下肢装具を装用し杖を突いて歩行可能ですが、左上肢はまったく動きません。一年間休職して、会社に復職しました。その後、再発することもなく、毎日、千葉県の自宅から東京駅近くの会社(まで片道2時間かけて通勤しております。各種病院では、時間の経過もあり、健康保険の関係もあるのか、リハビリ対応していただけません。(保険外診療でも)まだまだ51才につき、子供の養育等、家族を支える責任もあり、他に実現したい夢もあり、何とか麻痺した左半身の機能を回復したいと熱望しております。インターネットのホームページで、神経再生医療に関心を持ちって情報を収集しております。本「脳梗塞に対する骨幹細胞療法」研究のことを知り、一縷の光明を見出した気持ちで、臨床実用化を強く期待しております。その後、一日千秋の思いで、関係ホームページを何度となく開いて、情報を収集しております。中枢神経再生医療の臨床研究の進捗状況および臨床実用化の見通し等について、教えていただきたく存じます。保険外診療の自己負担でも結構ですので、貴大学病院にて、治療を受けることが出来るのであれば、今でも飛んで行きたい気持ちです。厚かましいお願いで恐縮ですが、先生の研究に差支えのない範囲で、お返事をいただきたく何卒よろしくお願い申し上げます。私は51才の男性会社員です。
掲載日: 2005.8.20
A:
ご事情お察しいたします。現在、自己骨髄移植による脳梗塞超急性期の再生医療の臨床試験が行われていますが、結果はもう少しかかりそうです。慢性期に関しましては、この臨床試験の結果次第で、慢性期にも応用するかどうか考えられるでしょう。現在進行形の試験ですので、新しい情報が入りましたら、HP上でもご報告いたします。
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