NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.366


専門分野: 脳・神経・脊髄

Q: パーキンソン病の再生医療について

 私は若年パーキンソンの**歳です発病して**年になりますが、20**年にDBS手術を受け何とか動けるようになりましたが、根治治療ではありません、再生医療で完治したいとの強い願いが唯一心の支えとなってくれています。
まだまだ研究段階であったり、すでに臨床応用されているのもあるようですが、
1)パーキンソン病の再生治療は、現時点では、どの方法がBESTなのでしょうか?
2)臨床応用された時、出来るだけ早く受けたいのですが。 申し込むには、どこに、どういう手続きをすればよいのでしょうか?
3)事前にしておく事は?(細胞バンク?)
4)費用は?(推定でいいですので)。

掲載日: 2009.2.13

A:

 パーキンソン病の再生医療は、動物実験レベルでは世界中で多くの研究が行われていますが、我が国の臨床に限ると具体的な治療は始まっていません。その上で、新しい治療法が出て来た場合の具体的なご質問項目にお答えしてみようと思います。
1)パーキンソン病の再生治療は、現時点では、どの方法がBESTなのでしょうか?
再生医療の立場から言えば、ある種の細胞をある種の方法で脳内に移植するということになると思いますが、現時点ではBESTな細胞と方法を探している段階なので、答えは回答する研究者によって色々ではないかと思います。現時点ではなくて、最終的に、であれば、患者さん自身の弱った黒質細胞が再び元気に働いてもらえるようにするのがBESTであることは間違いないのですが・・・。
2)臨床応用された時、出来るだけ早く受けたいのですが。 申し込むには、どこに、どういう手続きをすればよいのでしょうか?
これは、各種の情報源を注意深く見ていただく以外にはないと思います。私どものNPO再生医療推進センターもそのような情報をいち早く患者さんにお伝えするお手伝いができればと思っております。一般的に、新しい治療法は大学病院などの先進的な医療施設で治療研究として開始されることになると思いますので、そのような情報が新聞などで報道されれば、その医療施設の相談窓口に直接連絡を取って頂けばよいと思います。
3)事前にしておく事は?(細胞バンク?) 
どのような治療が行われるか分かりませんので、事前に準備していただいても役に立つかどうかは分かりません。ただ、現在行われている各種の治療研究では、本来の病気以外に悪性腫瘍などの病気があると治療研究の対象にならない場合があることも事実ですので、他の病気にならないようにそれなりにご注意いただくのは良い事かと思います。
4)費用は?(推定でいいですので)
上記のような治療研究として行われる場合、実施する施設が治療に必要な費用を負担することになりますので、患者さんに大きな費用負担をお願いすることは原則としてありません。
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