専門分野: 幹細胞など基礎
Q: 膝軟骨細胞シート 実現化について
現在36歳の女性です。先日両膝変形膝関節症と診断されました。私の膝蓋骨が高い位置にあるために負荷がかかりやすいので軟骨摩耗が早いと言われました。 痛みはもちろんですが、まだ子供が小さく、将来が不安です。
先日テレビ放送で、軟骨細胞シートの事を知りました。 現在、東海大学で臨床研究とのことですが、わたしのような一般人が治療を受けられるには、どのくらいの年月がかかるのでしょうか…。 はっきりとはお答えできないとは、分かっておりますが、これまでの再生医療から教えていただけると嬉しいです。お願いします。
掲載日: 2013.4.14
A:
比較的狭い範囲の軟骨損傷(欠損)であれば、骨・軟骨移植術などがすでに各地の医療施設で行われていますし、自家培養軟骨を用いた治療も保険収載を待っているような状況で、もう少しすれば、特定の医療施設で実施されるようになると思われます。一方、軟骨細胞シートはやや広範囲の薄くなった軟骨を治療することを目指して開発中とのことですが、実用化の時期はよく分かりません。 軟骨の再生医療を考えておられるのであれば、まずはその可能性について担当の医師とよく相談されることをおすすめ致します。
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