専門分野: 骨・軟骨
Q: 股関節の軟骨の退化
62歳の女性です。7月中頃から左足大腿と股関節が痛く椅子に腰掛けるのも困難なほどで整形外科に行き軟骨が少し退化(左右共)してると診断(レントゲンで)され筋肉の炎症止めを3週間服用しました。痛みが和らいだり痛く成ったりの現在です。たまたまグルコサミンとコンドロイチンが軟骨によい?と知り1ケ月程飲みました。軟骨の退化という事を軽く診てました。数ヶ月で痛みは治まると・・・軟骨の再生は困難と有りますが如何なものなのでしょうか。又グルコサミン等服用はしても大丈夫なのでしょうか。宜しくお願い致します。
掲載日: 2008.11.24
A:
再生軟骨は臨床化されていますが、どの程度の障害かなど、いろいろな要素で、再生医療の適応となるかどうか決まります。実際に軟骨の再生医療をおこなっている施設を受診されて、ご質問の方に再生医療が可能かどうか伺ってみないと、何ともいえません。グルコサミンは、体内にあるアミノ酸の一種で、軟骨を作っている主成分の一つです。また、コンドロイチンも関節軟骨の成分の27〜43%を占め、関節・靱帯・腱の弾力性・円滑性を保持する働きを有しています。いろいろ論文が出ていますが、経口摂取(口から飲む)でどれくらい、痛んでいる軟骨に集まってくるか、わかりません。ただし、服用を続けても悪さはしないと思います。
|