専門分野: その他
Q: 細胞外マトリックスについて
はじめまして。昨日NHKで放送されたドキュメンタリー番組で細胞外マトリックス、または「妖精の粉」の存在を知りました。その内容は指の先端を失った男性の指にそれをかけ続けることで再生するというもので、既に海軍の医療施設では利用されているとのことでした。
今回質問をさせて頂いたのは、私もその粉を利用させていただきたいからです。私は以前美容外科で目頭切開という手術を受けました。それは長年の苦しみから開放されるための苦渋の決断でした。当時の私が醜形恐怖症であったと知らず、その手術も失敗に終わりました。
掲載日: 2010.4.7
A:
さて、目頭切開後の修正術にこの粉が利用できないか、というご相談です。詳細が不明ですので、どのようにこの粉を使えば良いのか、確実な事は分かりません。但し、この粉の効用として、傷の面に露出している正常な組織の再生を促し、瘢痕組織（傷跡）の形成をかなりの程度抑制できる可能性はあるものと理解しておりますので、瘢痕組織の修復には使える可能性もあるかと考えます（但し、目頭に実際にどのように使えばよいかなど、事前に考慮しておかなければいけない問題も多いと思います）。実際の治療にあたっては、担当の医師と十分に相談され、適応や危険性を十分ご検討頂きたいと思います。なお、直前の文にも書きましたが、この粉を使用できる医療機関や粉の入手手段については、当相談室では把握致しておりませんのでご了承をお願い致します。利用されるとすれば、個人輸入の上、自由診療で使って頂くということになろうかと思います。
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