NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.471


専門分野: 骨・軟骨

Q: 左足距骨骨壊死

 5年ほど前に距骨骨折その後、スクリュー固定しております。
その数年後、MRIをとりまして、距骨骨壊死と診断されました。

先生には、痛くなっても痛み止めで耐えられる間はその方がいいと言われております。
その状態を過ぎたら、固定術か、人工関節置換しかないと言われております。
今現在は、痛み止めを常に飲まなければならないほどにはなっておらず、1年に1回レントゲンとる程度です。

現在30代前半、仕事もまだまだあります。
なんとか、再生医療によって完治する方法等ありませんでしょうかまた、延命できる治療法病院等ありましたら教えて下さい。

よろしくお願い致します。

掲載日: 2011.7.9

A:

  骨壊死に対する再生医療では、大腿骨頭壊死や手根骨の壊死に対して血管新生作用を持つ間葉系幹細胞を応用した手術で治療を行う臨床研究が行われており、一定の成果を挙げつつあります。今の所、対象になる部位は限られていますが、良い成績が得られることが確認されれば、他の部位でも類似の治療法が行われるようになる可能性があります。ご相談内用からは、今の所鎮痛剤等の保存的治療で対応できているようですから、この状態を悪化させないように注意していただいておれば、何年かのうちに再生医療で治療できる可能性が出てくるかもしれません。担当の医師と十分に相談されて、できるだけ悪化しないような治療を続けて行かれるのがよいのではないかと思います。
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