NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.479


専門分野: 耳・鼻・咽頭

Q: 先天性感音難聴

 初めまして。
生後1ヵ月半の男の子を持つ父親です。
先日、息子が中〜高度も感音難聴と診断されました。
そこで質問なのですが、
「内耳再生」とは先天性の子でも可能なのでしょうか?いつかちゃんとした音を聞くことが出来るようになるのでしょうか?
いつ治療が出来るようになるかは分かりませんが、少しでも希望を持ちたいと思っております。
ご回答宜しくお願い致します。

掲載日: 2011.12.11

A:

  難聴に対しては、増殖因子を用いた治療の試みや幹細胞による治療が研究されていますが、今のところ、十分な治療効果が期待できる再生医療は実現していません。
 一方、機械的な装置によって音の信号を電気的に直接聴神経に送り込む(元々、神経は電気的に情報を伝えています)人工内耳と呼ばれる治療法があり、世界的に多くの患者さんに使われています。生まれたときから聞こえが悪い場合、1歳半ぐらいの時期からこれを付ければ、言語の習得などに好都合と言われています。
 人工内耳につきましては、日本耳鼻咽喉科学会のホームページ( http://www.jibika.or.jp/mimiyori/jinkounaiji.html )などを参考にしてください。
 担当の医師とよく相談していただき、納得のゆく治療を受けていただくようお願い致します。
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