NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.544


専門分野:脳・神経・脊髄

Q: 慢性期の脳出血について

昨年末に脳出血をおこしまして現在回復期のリハビリを終わりまして現在福祉施設にてリハビリを行っております現在の法律ではこれ以上リハビリができませんので最近身体の機能が全く回復しません頼みの綱は再生医療ですが現在脳梗塞がメインだと聞きました全国には悩出の後遺症二苦しむ 人々は沢山いると思いますこのまま悩出血の患者は見捨てられるのでしょうか?

掲載日: 2014.10.11

A:

脳梗塞の方は血管が詰まって、脳出血の方は出血に伴う炎症反応や血管のれん縮などによって、いずれにしても脳細胞が損傷を受けて後遺症が生じます。現在検討されている脳梗塞に対する再生医療は、発症してからかなり早い時期に細胞の損傷を最小限に抑えることを目的に行われていますので、この点では脳出血の方は対象になりません。しかし、脳梗塞後に時間が経過した脳の状態は、脳出血の方と大きな違いは無いものと考えられます。慢性期の脳梗塞に対する再生医療はまだまだ研究段階ですが、これが可能になってくれば、脳出血の方にも応用されるようになることは十分期待できると思います。
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