専門分野:脳
脳梗塞の再生医療について
私は現在36歳で、約1年半前に肺気胸になり胸腔鏡手術を受け、翌日に肺に血栓が飛んでしまい重度の脳梗塞になりました。右手足麻痺で失語症もあります。
2015年1月6日の日経新聞の一面で再生医療についての記事がありました。
昨年の再生医療の規制緩和で、かなり希望の光が見える明るい記事と思います。
その記事の中で外資系の（英）リニューロンというバイオベンチャー企業があるそうですが、一体どんな会社ですか。
日本に進出し、年内にも治験を開始するそうです。
私も、電気療法、鍼、マッサージといろいろ手を尽くしましたが、最後の頼みの綱です。
掲載日: 2015.4.20
A:
リニューロン（ReNeuron）という会社は英国のバイオベンチャー企業で、胎児に由来するCTXという神経幹細胞を使って、虚血性脳疾患の後遺症を治療する臨床研究を行っています。昨年施行された再生医療新法によって、我が国では、比較的少数の臨床研究データでも安全性が確認されれば再生医療製品として早期に仮承認されるという制度がスタートしたこともあって、早期の承認を目指して我が国で臨床試験を計画することになったようです。同社のホームページ（http://www.reneuron.com/）によると、英国で脳卒中による上肢の機能障害に対する第２相臨床試験を実施中とのことです。
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