項 目 | 内 容 |
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専門分野 | 脳・神経・脊髄 |
質問タイトル | ALSでの幹細胞静脈点滴投与について |
質問内容 |
主人が6年前60歳で発症3年前呼吸器装着、SOD1遺伝子変異で家族性ALSです。何とか進行が止まるか、改善する方法はないかと、検索していますが、なかなか難しい状況です。希望も出てきていると思っています。 置くだけ細胞、静脈点滴の方法を受けてみたいと考えても、どのようにしたらいいのかわかりません。費用の問題、自由診療で点滴して貰う事が出来るのか、どこでしていただけるのかお聞きしたく投稿させていただきました。家族性なので子供、孫に遺伝の心配もしております。自分の体を使って試してもらいたいとも言っています。 チャンスが有るようでしたら、どの様にしたらよいかお教えください。お忙しいでしょうが、よろしくお願いいたします。 |
掲載日 | 2019年07月09日 |
回 答 | 自己由来間葉系幹細胞を静脈内投与する方法を筋萎縮性側索硬化症(ATL)の症状緩和につなげようとする試みは、当NPOでも紹介したところですが、今のところ体制が整っていない状況で実現できておりません。ただし、参加者それぞれに鋭意努力しておりますので、もう少しお待ちいただければと存じます。 一方、厚生労働省が公表している「届出された再生医療等提供計画の一覧」によりますと、第2種再生医療(自己由来幹細胞を用いた治療で培養した場合、または、培養を行わなくても相同利用(その細胞が持つ本来の機能を生かした治療)でない場合)の研究で1件、治療で1件の届出があります。各医療機関でどのような体制で実施しているかについて詳細は存じませんが、届出がされているのは事実ですので、強くご希望であれば、一度その医療施設に問い合わせてみるのも一法かもしれません。(表を開いて、コンピュータの検索機能を用いて「筋萎縮性側索硬化症」で検索すると見つかります) ちなみに、この厚労省の資料から脳梗塞を対象として届出されているものをまとめたものは、当ホームページの「再生医療トピックス No.36」で当NPOの守屋好文が紹介しております。国内で行われている再生医療についてこのような形で実態が分かるのは、再生医療を振興する上で大変良いことではないかと思い、嬉しく存じます。 |