項 目 | 内 容 |
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専門分野 | 脳・神経・脊髄 |
質問タイトル | 脳血管性認知症 |
質問内容 |
不躾な質問で恐縮です。 父親が脳血管性の認知症になりました。MUSE細胞による治療に改善の余地はありますか?また、MUSE細胞治療が行える様になるのは何時頃でしょうか?宜しくお願いします。 |
掲載日 | 2020年06月19日 |
回 答 |
脳血管性の認知症に対するMuse細胞の適応については、現在のところ未知数ですが、必要な細胞に分化してくれるというMuse細胞の働きを考えると、有効である可能性は高いのではないかと思います。 Muse細胞に関する情報は、この製品化を目指す(株)生命科学インスティテュートのホームページで確認できます。それによりますと、本年4月23日に、脳梗塞と心筋梗塞に対するMuse細胞製品(CL2020)の臨床試験に対する会社情報があり、いずれも、安全性に問題なく、有効性についても脳梗塞で目標を達成したとしていますが、その目標が何なのかは不明です。また、心筋梗塞については本年6月17日に論文掲載の会社発表があり、その中で、「心機能の指標の一つである左室駆出率に顕著な改善」としています。 会社としてはいつまでに実用化を目指すか、といった情報は公表していないようですが、上記のような結果を見ますと、かなり近い将来に保険適応などの申請が出るのではないかと期待されます。 |
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