項 目 | 内 容 |
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専門分野 | 脳・神経・脊髄 |
質問タイトル | 低酸素脳症に対する先進医療/治療法について |
質問内容 |
72歳の父が心筋梗塞から心肺停止状態が続き、カテーテル治療や人工心肺(現在は離脱し自発呼吸)により、一命を取り留めることができましたが、心配停止時間が長く低体温療法も行いましたが低酸素脳症となりCTでは脳にむくみがある状態(大脳等にしわが見えないない状態)となってしまいました。発症から2ヶ月経過しています。 症状としては気管切開と経管栄養、眼は瞬きはできないのですが、開いたり閉じたりしており、眼で物を追うことができず、口も開いている状態です。過去の類似の投稿で確認しましたが掲載から12年経過しており、少しでも状況を改善できる治療があればと思い相談させて頂きました。 プラズマ(東京都市大学様)やアマンタジン塩酸塩、脊髄電気刺激療法、鍼治療など改善がみられるケースがあるようにみられますが、父のような状態の患者でも受けられる治療があるのでしょうか。 どうぞよろしくお願い致します。 |
掲載日 | 2020年08月27日 |
回 答 |
効果の程はやってみないと分かりませんが(以下の治療を推奨する意図はありません)、脂肪由来の自家間葉系幹細胞の投与などが、脳神経の回復やその他の難治性疾患に試みられています。ただ、保険の適応はなく、培養操作などの準備に数百万円(実施する医療機関によって設定)の費用がかかります。実施できる医療機関は、国内では厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186471.html)に掲載されているものに限られ、「再生医療等を受けようとする際には、厚生労働省のホームページから、再生医療等提供機関の名称や受けようとする再生医療等の名称を確認するとともに、医師からの十分な説明を受け、理解・納得した上で検討してください 。」との但し書きが掲載されています。 |
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