項 目 | 内 容 |
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専門分野 | その他 |
質問タイトル | 先駆け審査指定制度での保健割合 |
質問内容 |
いつも、丁寧なご回答ありがとうございます。先駆け審査指定制度で承認された再生医療での保険の割合はどのようになるのですか?ご存知の通り保健適用外の再生医療はかなりの高額で庶民には躊躇せざるおえないのが現状です。その治療効果がある程度担保されて保健適用される再生医療は受けたい患者は大勢居られると思いますが、保健適用されても高額な治療になる再生医療もあるかと思います。低所得者をサポートしてくれるシステムは何かあるのでしょうか?生命保険等で備えていた方がいいのでしょうか? |
掲載日 | 2022年08月01日 |
回 答 |
先駆け審査指定制度で今までに承認された再生医療製品が3例ありまして(ステミラックス注・デリタクト注・ゾルゲンスマ点滴静注)、その使用代金を調べてみました。 ステミラックス(脊髄損傷に対して自己の骨髄に由来する間葉系幹細胞を投与)については、1回の算定薬価が14,957,755円という数字がありました。 デリタクト(悪性神経膠腫に対する亢腫瘍ウイルス製剤)については、1mL1瓶143万1918円という数字が得られた。 ゾルゲンスマ(脊髄性筋萎縮症に対する一種の遺伝子治療薬)については、1 億6,708万円という数字が得られました。 という具合に、いずれの治療法も結構高額なのですが、いずれの治療法も我が国では高額医療費の適応となるため、患者さんの負担は結構抑えられると思われる。また、ゾルゲンスマについては、小児の適応であるため、市町村によっては負担が軽減されるものと思われる。 このように、保険が承認されれば、各種の制度が適応可能で、未承認薬の場合(ご相談にもあるとおり多くの場合「庶民には躊躇せざるを得ない」ことになります)とは根本的に異なると思われる。 |
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