アメリカ食品医薬品局(FDA)は、イーライリリーが開発したアルツハイマー病の新薬「ドナネマブ」を承認しました[1][2][3]。この薬は、脳内の異常なタンパク質「アミロイドβ」を除去することで、症状の進行を遅らせる効果が臨床試験で確認されています[1][3]。
ドナネマブは、軽度認知症患者と軽度認知障害の人を対象としており、エーザイの「レカネマブ」に次ぐアルツハイマー病治療薬として実用化されます[3]。両薬は類似した作用機序を持ち、脳内のアミロイドβを除去する「抗体医薬」です[1][3]。
年間治療費は約32,000ドル(約517万円)で、レカネマブより高額です[2][3]。副作用として頭痛、吐き気、脳の腫れ、少量の出血などが報告されているため、服用には注意が必要です[3]。
この承認により、アルツハイマー病患者とその家族に新たな治療選択肢が提供されることになります[4][5]。
(20240705)
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