専門分野: 眼
Q: 目の再生医療
眼球の動眼・外転・滑車神経の三神経の機能が著しく低下していると医者に言われています。 ということで、その三神経に関する現在のES細胞(再生医療)の研究動向と、予想・見込みでいいですので実用化(あるいは臨床応用)に至るまでにだいたい何年ぐらいかかりそうなのか、ということについてお尋ねしたいのです。メールにてのご返事をお待ちしています。どうかよろしくお願いします。
掲載日: 2006.8.1
A:
現在、世界中の研究者が目の神経の再生という重要課題の研究に取り組んでいます。専門家にお聞きしましたところ、眼球の動眼・外転・滑車神経の三神経を特定した再生医療の具体的な研究成果はまだ報告されていませんが、それらを包含した目の神経の再生医療研究(ES細胞を用いた研究や、神経幹細胞を用いた研究)はかなりの進展を見せています。実用化はまだ先になるということですが(5年、10年のスパンで捉えていく必要がある)、緑内障の項でお答えしましたように、再生医療の研究分野では、ブレークスルーがなされ画期的な発見が行われた場合には、思いもよらぬ速さで臨床応用が実現する可能性もあります。私たちは、目の神経に対する再生医療の分野において、そう遠くない将来において必ず画期的な再生医療の開発・実用化が行われるであろうと考えています。
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