専門分野: その他
Q: 子供の爪の再生
幼児がドアで指を挟み、先端部が切れて、かろうじて、一部分繋がっており、手術をしました。 手術後の経過は順調ですし、第一関節より上ですので、動かすことに問題はなさそうです。 ですが、新しい爪が、古い爪の下から生えて来たのですが、少し、左右片方に寄った細長い形で生えて来そうです。 まだ古い爪が取れて、全部の状態を見ないと分からないです。 もし、取れても、その様な状態の場合、何とかしてあげたいと思います。 早目に今の状況で、下の爪が少し見え始めたくらいで、診て貰った方が良いのでしょうか? 今の段階で出来ること、そして、これから出来ること何かあれば、何でも良いので、教えて下さい。 また再生医療や形成外科の場合、手術等の費用はやはり保険の利く病院でしたら、きちんとした点数に基づいて、計算され、高くつくものでもないのでしょうか? やはり、それぞれの払える額にあった治療法になるのでしょうか? それとも、お金を出せば出すほど、良くなる方向に近づけるとか、お金の問題になって来るのでしょうか? 変な話になってすみません。 出来れば、急ぎで教えて下さい。 宜しくお願い致します。
掲載日: 2010.10.1
A:
「手術後の経過は順調」で爪も再生してきているようですから、指の先端部が壊死(組織が死んでしまうこと)に陥らないで良かったです。再生してきた爪の形についてのご相談ですが、爪の長さを延ばす手術はありえますが、幅を広げるのは難しいようです。 「早目に今の状況で、下の爪が少し見え始めたくらいで、診て貰った方が良いのでしょうか?」とのご相談ですが、診てもらってはいけない時期などはありませんので、心配であればいつでも受診していただいて良いと思います。ただし、あまり頻回に受診しても、特に処置することが無ければ意味がありませんので、常識的な判断でお願い致します。 「良い方向に向かう方法はあるのでしょうか?」とのことですが、古い爪が新しい爪の再生に邪魔になるようであれば、時期を診て取り除くのが良い場合があります。一般的には、新しい爪が最終的にどのような形になるかは、再生が終わるのを待つ以外にはないと思いますし、多少の変形があっても成長とともに修正される可能性もありますから、幼児にあわてて色々な処置をするのは得策ではないと思います。このあたりの事は、実際に診察を受けた上で、よく相談していただく以外にありません。 費用の事ですが、病院によって保健が利いたり利かなかったりということは、普通はありません。ただし、保険医登録が抹消されたような医師の診療には保健は適応されませんが、こんなことはほとんど無いと思います。一般に、心配な状態(今回の場合は爪の形でしょう)に病名が付いて、それに対して保健が適応される治療法を行う限り、医療費は保健点数に応じて計算され、特別高い費用は必要ないはずです。一方で、美容整形など病気の治療と認められない場合は私費診療になります。ただし、この場合でも、治療費が高ければより良い結果に繋がるという関係は無いと思います。いずれの場合であっても、信頼できる医師を選んで頂くことと、十分な診察を受けて、よく相談した上で、納得のゆく治療をして頂くことが大切です。
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