NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.512


専門分野: 脳・神経・脊髄

Q: 脳幹出血(幹)後遺症への再生医療

 私、2010年12月27日に 脳幹出血で倒れました。
リハビリを続けていますが 後遺症が残ってしまい
辛い毎日を過ごしています。

症状は、次の通りです。
目の複視
顔の違和感
右半身に余計な力が、入り重みを、感じる
耳障り「うるさい場所で、頭が締め付けられる」

ES細胞と類似した、ips細胞(万能細胞)は脳幹出血・中枢神経の再生医療には、効果が期待出来ないでしょうか?
未だ研究段階でしたら、将来希望が持てるでしょか?

ご高名な先生に現代医学での可能性、また将来的な医学の可能性など、是非ご教授いただければ、どんな些細なことでも結構です。
以上の後遺症が残ってしまい、将来が見えない毎日を過ごしております。
希望が持てる情報が御座いましたら、お返事おまちしています。

掲載日: 2013.6.2

A:

  脳幹出血の後遺症でお困りのご様子、お見舞い申し上げます。
 脳を対象とした再生医療はさかんに研究されています。中でもパーキンソン病は最も研究が進んだ分野で、iPS細胞を使った臨床研究なども視野に入ってきました。また、札幌医科大学に新設された神経再生医療科(URLは下記)では比較的早期の脳梗塞に対する臨床治験も行われています。
http://web.sapmed.ac.jp/hospital/section/nrm/index.html
 このような取り組みで安全性と有効性が確認されてくれば、それ以外の病態の方にも幹細胞を応用した類似の再生医療が行われるようになるのではないかと期待されます。
NPO会員様募集中
再生医療相談室トップに戻ります
再生医療推進センターは再生医学、再生医療の実用化を通して社会への貢献を目指す非営利活動法人です。
Copyright (C) NPO法人再生医療推進センター All rights reserved.