NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.526


専門分野:その他

Q: 指の切断、再接着後の壊死

指を第二関節より上で不全切断しました。再接着しましたが、一部壊死により今後、壊死部分を切除し、人工皮膚にて覆ってしばらく待ち、その後皮膚を移植するとの事です(指は細くなる)。当初は、壊死部分を排除して腹部有茎皮弁の予定でしたが、半分は生きているので、前者の方が良いと言われました。 この判断で良いのでしょうか?

掲載日: 2014.4.26

A:

申し訳ありませんが、実際に診療をしている医師以上の判断はできません。ただし、一般論として、できるだけ瘢痕組織(傷跡にできる固い線維性の組織)が少ないほど、見た目も機能性も維持できると思います。血流は維持されていれば遊離した皮膚でも十分に生着しますので、腹部有茎皮弁で指とお腹の血管が繋がるまで何週間もお腹に指を縫い付けておくことを考えれば、遊離皮弁で良いのではないでしょうか。また、遊離皮弁が生着する程度の血流は確保できるというのが担当医の判断だと思われます。  心配であれば、納得できるまで担当の医師と相談して頂くのがよいと思います。
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