NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.601


専門分野:その他

現在の病院にお勤めの脳神経外科医の先生の考え方は

地元でかかりつけ医の某東海地方の国立大学医学部付属病院の脳神経外科医の先生にご質問しても、脳卒中後遺症の再生医療など何十年もかかる!と?脳は再生しないから!と?とりつく島もありません、例えば札幌医科大学医学部付属病院の本望修先生も脳神経外科医にして、札幌医科大学脳神経外科教授ですが、大学病院の脳神経外科医が札幌医科大学、ひいてはサンバイオ社の臨床試験を知らないはずはありません!約二十年前の慶応大学の岡野先生の発見も知らないはずはありません!何故に脳の再生医療など無理と決めつけるのでしょうか?個人的な考え方なのですかね?常識的な脳神経外科医はみんなその考え方なのでしょうか?再生医療の質問とは違うかもしれませんが、何故に同じ脳神経外科医でこんなにも考え方がちがうのか疑問が消えないのでよろしくお願い致します。


掲載日: 2017.08.13

A:

 再生医療に対する考え方の違いについてのご相談です。結論から申しますと、おそらく、人それぞれ、ということかと思います。実際に医療の最前線で働いている医者にとっては、再生医療はまだ誰にでも使える治療法として確立されたものにはなっていませんので、敢えて勉強する必要もない、というのが現状かと思います。一方、現状の医療に満足していない医者や研究者の中には、例えば脳を再生させることが出来ればこの患者の病気は治せる、と考えて、脳を再生させる方法を研究する人もいる訳です。ただし、それを実行するためには、時間と研究意欲と研究資金が必要です。例えば、白血病は一昔前までは治らない病気の代表格でしたが、今では治る(少なくともその可能性が十分にある)病気になっています。再生医療を発達させることで、今は治らない病気やいわゆる難病とされている疾患が治る病気になることが私どもの願いです。


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