NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.643


専門分野:骨・軟骨

膝の軟骨再生について

25年前に前十字靭帯断裂になり**先生に再建していただいたのですが、軟骨の損傷が激しいと言われました。もし新しい技術で再生出来るならお願いしたいと思っております。どれくらいの日数で治療できるのでしょうか。


掲載日: 2019.01.21

A:

まず、保険適応がある自家培養軟骨を使った治療について、その流れを説明致します。

この場合、まず、元になる軟骨組織を採取するための関節鏡が必要です。採取した軟骨組織を4週間程度培養して、その後、自家軟骨移植術(こちらは手術になります)を行い、損傷した部位を修復することになります。関節鏡では、通常、3-7日程度の入院が必要とされています。また、修復後のリハビリテーションが必要とされていますので、自家軟骨移植術後の入院期間は少し長くなる可能性があります。ただし、25年前の軟骨損傷に対して上記のような治療が可能かどうかは疑わしく、専門の先生による判断が必須と思われます。  

その他に、間葉系幹細胞などを用いた治療も自由診療で行われているようです。この場合、元になる細胞の採取→一定の培養期間→幹部への注入(関節鏡は行わない場合が多いと思います)という流れになるのが一般的です。ただし、これについての詳細は、実施している医療機関から情報を得て頂きたく、お願い致します。


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