項 目 | 内 容 |
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専門分野 | 肺 |
質問タイトル | 民間の再生医療の医療機関ができ膠原病シェ―グレンからの間質性肺炎の私は完治出来るか? |
質問内容 |
市内に再生医療を日本発の民間の医療機関が出来ました。 説明会に行きお話を聞いた中でまだ膠原病の患者の実施はされていないようですが説明によると完治に近いような事な状態は期待できると仰られていました。 費用も莫大な額ですし又完治できなかったらと考えるとなかなか決断も出来ません。色々と調べ抜いてからと思いこちらに相談してみました。 又医療に関しては日進月歩な事もあり今後再生医療を行う民間の医療機関も出てくるかもという個人的な思いもありなかなか踏み込めません。どのように思われるかご意見お伺いしたくメールさせて頂きました。 宜しくお願い致します。 |
掲載日 | 2020年12月11日 |
回 答 |
最近、シェーグレン症候群をはじめとする自己免疫疾患に対して間葉系幹細胞の有効性を示す報告が増えてきています。しかし、実際に間葉系幹細胞が何をすることによって疾患の症状を緩和しているのかについては、世界中で多くの科学者が研究しているところですが、まだ十分には分かっていません。また、ご相談にもある通り「費用も莫大な額」であることも確かです。 また、病気が「完治」することが期待できると考えるのは楽観的すぎるように感じます。ご相談の中にもあるように、「完治に近いような」状態は期待できるとは思いますが、全ての場合にそうなるという保証はないので、実際のところは症状が緩和する可能性があるという程度に考えていた方が良いのではないかと思います。つまり、効果の程はやってみないと分からない、ということです。ただ、ちゃんとした細胞の製造を行っている限り安全で、目立った副作用がないことは今までの多くの経験が示すところです。 ということで、今のところはお勧めも否定も致しませんが、「莫大な費用」が出せるのであれば(投与は1回で十分な効果があるとは限りません。何度か投与する場合もあり、費用はその都度必要になる場合が多いです。)、試してみる価値はある、ということになると思います。 |
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