NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.35


専門分野: その他

Q: 先天性四肢障害について

 私の妻の甥の子供についてご相談致します。今年の5月末に誕生したのですが、両手が無く肩から手首(指)があるだけの、数十年前に問題になったサリドマイド薬害によるアザラシ子の状態で生まれてきました。この子の将来を考えると、現在の医療技術で少しでも治療が可能なら、と考えています。現在又は将来的に再生医療でそのことが可能でしょうかお尋ねします。

掲載日: 2005.6.13

A:

 ご事情お察しいたします。すぐ下の再生医療の臨床現場に携わる専門家の先生のコメントにもありますように、正常に働く指・腕を再生医学的な手法で人工的に作り上げるのは、困難です。また、腕という大きな器官を作り上げることもたいへん難しいといわざるをえません。したがって、「形」も「機能」も再生するのは、現状では不可能と考えます。
NPO会員様募集中
再生医療相談室トップに戻ります
再生医療推進センターは再生医学、再生医療の実用化を通して社会への貢献を目指す非営利活動法人です。
Copyright (C) NPO法人再生医療推進センター All rights reserved.