NPO法人再生医療推進センター

再生医療用語集


あ か さ た な は ま や ら わ
あ い う え お
  1. ウイルスベクター:遺伝物質を細胞に搬送できるように設計されたものです。ウイルスは、感染した細胞内でゲノムを輸送する特殊なメカニズムを構築できるよう進化しました。ウイスルベクターには特定の用途に対してそれぞれ長所や短所を持つレトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、および単純ヘルペスウイルスなどの細胞の遺伝子構造に核酸を送るために使われます。(再生医療トピックスNo.84再生医療トピックスNo.98
  2. 運動前野腹側部(うんどうぜんやふくそくぶ):大脳皮質の中で運動に関わる「運動野」の一つで、どのような手の運動を行うかを制御するために重要であると考えられています。(産総研ウエブサイト:脳損傷後に新たに形成される神経路を発見-脳の変化を適切に促すことで運動機能が回復する可能性、2019年10月7日)(再生医療トピックスNo.68
  3. 運動神経細胞(うんどうしんけいさいぼう):骨格筋の運動を支配する神経細胞(再生医療トピックスNo.121
  4. 運動ニューロン(うんどうにゅーろん):脊髄性筋萎縮症では、筋力および運動のために不可欠な「運動ニューロン」と呼ばれる脊髄内の重要な神経細胞の消失がおこります。運動ニューロンは、脳や脊髄などの中枢神経から送られる信号を筋肉に伝えることで筋肉の活動を調節しています。(再生医療トピックスNo.98
  5. 運命付け(うんめいづけ):細胞内外からの刺激によって、未分化な細胞のある特定の細胞種への分化が決定されることです(参照:国立研究開発法人日本医療研究開発機構プレスリリース:精神疾患に神経細胞のアンバランスな運命付けが関連―iPS細胞由来脳オルガノイドの研究から―、2020年8月7日)。(再生医療トピックスNo.113