NPO法人再生医療推進センター

再生医療用語集


あ か さ た な は ま や ら わ
な に ぬ ね の
  1. ネクローシス(necrosis:ねくろーしす):細胞死の代表的なものにアポトーシスとネクローシスがあります。形態学的には、アポトーシスは核クロマチン濃縮、核膜乖離など核の変化が優位です。細胞は全体に縮小していきますが、ネクローシスは核よりも細胞質の変化が目立ち、ミトコンドリアなどの細胞内小器官の膨張、破裂などがみられ、細胞は膨張するとされています。(再生医療トピックスNo.102
  2. ネフリン(ねふりん):ポドサイトのろ過膜を構成する主要なタンパク質です。(熊本大学プレスリリース:ヒトiPS細胞で小児腎臓病を再現~病態解明と治療に向けた大きな前進~、2018年8月27日)(再生医療トピックスNo.44
  3. ネフローゼ症候群(ねふろーぜしょうこうぐん):糸球体の異常によって血液中の蛋白質が尿中に漏れ出てしまう病気です。(熊本大学プレスリリース:ヒトiPS細胞で小児腎臓病を再現~病態解明と治療に向けた大きな前進~、2018年8月27日)(再生医療トピックスNo.44
  4. ネフロン(ねふろん):腎臓の最小機能単位で血液をろ過する糸球体と尿の成分調節を行う尿細管を合わせた構造の名称です。人では左右両腎臓を合わせて約200万個存在し、各ネフロンでろ過、再吸収、分泌、濃縮が行われ、尿を生成します。(再生医療トピックスNo.45再生医療トピックスNo.85
  5. ネフロン前駆細胞(ねふろんぜんくさいぼう):腎臓の構成部位である糸球体から近位尿細管、遠位尿細管まで分化する能力を持った腎臓前駆細胞の一種で、腎臓の“芽”のような存在です。(学校法人 慈恵大学・東京慈恵会医科大学、他 プレスリリース:腎臓の再生医療実現に向けた取り組み開始について、2019年4月5日)(再生医療トピックスNo.44)(再生医療トピックスNo.29)(学校法人 慈恵大学・東京慈恵会医科大学、他プレスリリース:腎臓の再生医療実現に向けた取り組み開始について、2019年4月5日)
  6. ネプリライシン(ねぷりらいしん):ネプリライシンは一般に5kDa以下のペプチドに作用し、ペプチドの疎水性アミノ酸残基のアミノ末端側でペプチド結合を切断します。 これは、アミロイドβの分解に関与する脳内の主要な酵素であり、アルツハイマー病の発症において中心的な役割を果たすことが期待されています。 これは、単量体のアミロイド-βだけでなく、より神経毒性のあるオリゴマーのアミロイド-βも分解できる唯一のペプチダーゼであると考えられています。(再生医療トピックスNo.124