NPO法人再生医療推進センター

再生医療用語集


あ か さ た な は ま や ら わ
あ い う え お
  1. iPS-NKT細胞(あいぴーえすえぬけーてぃーさいぼう):iPS細胞からNKT細胞(リンパ球の一種で、がんに対して強い攻撃力を有しますが、人の血液中に0.01%程度)を分化、作製した細胞です。(再生医療トピックスNo.96再生医療トピックスNo.114
  2. アクチビン(activin)(あくちびん):当初、卵胞刺激ホルモン(FSH) を促進する因子として同定され,FSHの合成と分泌や月経周期の調節などの役割を持ったペプチド。中胚葉誘導を含め様々な生命現象に関わるとされています。(再生医療トピックスNo.85
  3. アストロサイト:星状膠細胞(せいじょうこうさいぼう):脳の神経細胞を支える働きをします。傷を受けると増殖し傷口の修復にあたります。(コラム鵜の目鷹の目No.14再生医療トピックスNo.121
  4. アデノ随伴ウイルス(AAV)(あでのずいはんういるす):アデノ随伴ウイルス(AAV)は、自身の遺伝子(ゲノム)複製を細胞に依存し、細胞表面の外側に位置する受容体を介してヒト細胞に侵入し、細胞核に到達します。核内に到達した後、AAVはヒト第19染色体上のAAVS1とよばれる位置に特異的に組込まれます(野生型AAVはヒトゲノムに部位特異的に組込まれる唯一の真核生物ウイルスです)。AAVは80%近いヒト集団に存在し、年齢10歳の時点で世界人口の60%がAAVセロタイプ1、2、3、および5の中和抗体を保有する。AAVに関連する疾患は知られて無く、その免疫原生は低いと言われています。(再生医療トピックスNo.122
  5. アデノ随伴ウイルスベクター(AAVベクター)(あでのずいはんういるすべくたー):病原性のない(または弱毒性の)ウイルスを使って遺伝子情報をヒト細胞内に送り込む時の細胞内への遺伝子情報の運び手となるウイルスをウイルスベクターと呼びます。アデノ随伴ウイルスはウイルスベクターとして非常に有望であり、様々な理由から効率の高い遺伝子編集を行う際の重要な候補ツールです。他のウイルスベクターと比べ、アデノ随伴ウイルスを利用する利点として分裂細胞と静止状態の細胞の何れにも感染できる能力があり、遺伝物質を非常に多様な細胞種に移送することが可能です。(再生医療トピックスNo.122
  6. iPS細胞(induced pluripotent stem cells)(あいぴーえすさいぼう):人工多能性幹細胞):皮膚などの体細胞に4遺伝子(Oct3/4・Sox2・Klf4・c-Myc)を導入して,色々な種類の細胞に分化でき,分裂してもその機能を維持できる自己複製能を持つ細胞として山中伸弥京大教授の率いるグループが2006年作成に成功した。iPS細胞と表記されるが,iが小文字になっているのは山中教授がアップルの「iPod」の様に普及して欲しいと名付けたと言われる。(再生医療トピックスNo.106
  7. アデノ随伴ウイルス(あでのずいはんういるす):増殖及び非増殖のいずれの細胞にも遺伝子導入が可能です。アデノウイルスベクターやレトロウイルスベクターと比較して、免疫原性が低く、動物個体への遺伝子導入にも適しています。また、非病原性ウイルスであるため、安全で取扱いの容易なウイルスベクターとして広く使用されています。(再生医療トピックスNo.84再生医療トピックスNo.95再生医療トピックスNo.98
  8. アデュカヌマブ(あでゅかぬまぶ):アルツハイマー病の治療薬候補として開発されたモノクローナル抗体です。軽度認知障害および軽度のアルツハイマー病患者さんの臨床試験データに基づき、アデュカヌマブは、疾患の原因となる病態生理に作用し、認知機能の低下を抑制することが期待されます。(再生医療トピックスNo.102
  9. アポトーシス(apoptosis)(あぽとーしす):多細胞生物の細胞で増殖制御機構として管理・調節された能動的な細胞死のことです。(再生医療トピックスNo.56
  10. アミロイド仮説(あみろいどかせつ):1991年にJohn Hardy博士とDavid Allsop博士が、細胞外アミロイド沈着がアルツハイマー病の原因であるという仮説を提唱しました。(再生医療トピックスNo.102
  11. アミロイド(あみろいど):アミロイドは、コンゴーレッド染色でオレンジ色に染色され、偏光顕微鏡で緑色の偏光を示し、電子顕微鏡で7〜15nmの繊維構造を示す物質として定義されています。 アミロイドーシスという用語は、アミロイドが間質に沈着するあらゆる疾患を指すために使用されます。 ほとんどの場合、前駆体タンパク質であるアミロイド前駆体タンパク質(APP)は、折り畳み障害により重合し、ベータシート構造に富む不溶性フィブリルとして蓄積および凝集します。 それはアミロイドが沈着する器官によって特徴づけられ、全身性アミロイドーシスと限局性アミロイドーシスに大まかに分類されます。 限局性アミロイドーシスの中で、アミロイドが脳に沈着する状態は脳アミロイドーシスと呼ばれ、アルツハイマー病はその代表的な病気のひとつです。(再生医療トピックスNo.124
  12. アミロイドβ(あみろいどべーたー):アルツハイマー病患者さんの脳に見られるアミロイド斑の主成分でアルツハイマー病の病理像を特徴付ける分子です。病理学的に同物質が脳内特に細胞外に沈着していることをもって、アルツハイマー病と診断されています。細胞の膜タンパクであるアミロイド前駆体タンパク質が2つの酵素(βセクレターゼ、γセクレターゼ)によって切断を受けて産生される40~32,43のアミノ酸からなるペプチドです。アミノ酸が50個未満結合したものをペプチドと呼び、それ以上はたんぱく質と呼ばれます。(再生医療トピックスNo.86再生医療トピックスNo.102
  13. アルツハイマー型認知症(あるつはいまーがたにんちしょう):認知症の約60%を占めるとされています。脳にアミロイドβというたんぱく質の一種が蓄積し、その影響で脳の神経細胞が障害を受けます。アミロイドβたんぱく質が蓄積する過程で、脳内の正常なタウたんぱく質が変化し、神経細胞が死滅します。その結果、記憶を司る海馬が委縮し、記憶障害が起こります。その後、脳全体に委縮が進み、様々な症状が現れます。アミロイドβは、症状が現れる20年以上前から蓄積し始めるといわれています。(再生医療トピックスNo.86
  14. アルツハイマー病(あるつはいまーびょう):アルツハイマー病は、脳内のアミロイド沈着症であると考えられています。 ネプリライシンはアミロイドβペプチドレベルを調節します。 ネプリライシン活性は、アルツハイマー病患者の脳、特にアミロイドが沈着している領域で低下します。 点滴で静脈内投与された間葉系幹細胞は、脳を再生するために使用できます。 幹細胞は脳内のアミロイド沈着部位でネプリライシンを分泌し、アミロイド沈着を排除する可能性があります。(再生医療トピックスNo.124