NPO法人再生医療推進センター

再生医療用語集


あ か さ た な は ま や ら わ
は ひ ふ へ ほ
  1. PMDA(ピーエムディーエー)(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA;Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)):独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA;Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)は、平成13年に閣議決定された特殊法人等整理合理化計画を受けて、国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センター、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構及び財団法人医療機器センターの一部の業務を統合し、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて平成16年4月1日に設立され、業務を開始しました。PMDAは、医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害に対して、迅速な救済を図り(健康被害救済)、医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性について、治験前から承認までを一貫した体制で指導・審査し(承認審査)、市販後における安全性に関する情報の収集、分析、提供を行う(安全対策)ことを通じて、国民保健の向上に貢献することを目的としています。(独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページより)(再生医療相談No.764
  2. B細胞(びーさいぼう,B cell、Bリンパ球:B lymphocyte(びーりんぱきゅう):リンパ球の一種。リンパ球の内だいたい20%〜40%存在します。体内に侵入した病原体取込んだB細胞は細胞内で病原体をバラバラにし,病原体の破片を抗原として細胞の外側に提示します。その抗原に反応したヘルパーT細胞から刺激を受けたB細胞は抗体を盛んに作り出します。また,特定の病原体に反応したB細胞は記憶細胞となり,同じ病原体が侵入した時に迅速に反応してたくさんの抗体を作り攻撃します。このメカニズムは予防接種に応用されています。
  3. ヒトクローンES細胞(ひとくろーんいーえすさいぼう):ヒトのクローン胚から生み出された胚性幹細胞です。2013年に米オレゴン健康科学大学のシュークラト・ミタリポフ教授や立花真仁博士らにより、作製されました。(再生医療トピックスNo.83再生医療トピックスNo.106
  4. ヒトクローン胚(ひとくろーんはい:human cloned embryo):卵に自身の細胞から取り出した核を移植して得たものをクローン胚と言う。自己と同じ遺伝子を持った細胞、組織、臓器を作製することができる。(再生医療トピックスNo.106
  5. ヒト人工染色体(HAC:human artificial chromosome)(ひとじんこうせんしょくたい):人工的に構築した極小の染色体であり、さまざまな遺伝子が搭載できます。(再生医療トピックスNo.100
  6. ヒト白血球抗原(HLA)(ひとはっけっきゅうこうげん):白血球をはじめとする全身の細胞にはヒト白血球抗原と呼ばれる型があります。移植には患者さんとドナーさんのこのHLA型の一致する割合が関係します。造血幹細胞移植ではHLA型のA座、B座、C座、DR座という4座(8抗原)の一致する割合が重要だとされています。HLA型は両親から各座半分ずつを遺伝的に受け継ぐため、兄弟姉妹の間ではHLA型が完全にあったドナーが4分の1の確率で見つかりますが、多くの患者さんは家族内にHLA型が適合するドナーを持っていません。また、非血縁者間では、数百から数万分の1の確率でしか一致しません。(再生医療トピックスNo.108
  7. 表皮水疱症(ひょうひすいほうしょう):表皮と真皮を接着させるタンパクの生まれつき異常により、日常生活のわずかな刺激で全身熱傷様の水疱、潰瘍を形成する皮膚病です。(再生医療トピックスNo.41
  8. Hippoシグナル伝達経路((Hippo signaling pathway)、ヒッポシグナル伝達経路):動物において、Hippoシグナル伝達は進化的に保存された経路で、細胞増殖とアポトーシスの調節を通じて器官のサイズを制御するシグナル伝達経路です。Hippoシグナル伝達経路の制御不全はがん発生の要因とも考えられています。また、幹細胞や組織特異的な前駆細胞の自己複製と増殖にも重要な役割を果たしています。(参考:ウィキペディア(Wikipedia):Hippoシグナル伝達経路)再生医療トピックスNo.129
  9. 表面抗原マーカー(ひょうげんこうげんまーかー):細胞は、その表面に糖タンパクなどでできたさまざまな分子(表面抗原)を発現しており、この分子の違いを見分けることで細かい細胞の違いを識別することができます。(京都大学iPS細胞研究所プレスリリース:ヒトiPS細胞から分化誘導した腎前駆細胞を効率よく単離する方法を開発、2018年4月26日)(再生医療トピックスNo.44