NPO法人再生医療推進センター

再生医療用語集


あ か さ た な は ま や ら わ
さ し す せ そ
  1. 赤芽球(せきがきゅう):骨髄中にある赤血球の若い細胞のことです。最も未熟な前赤芽球から好塩基性赤芽球、多染性赤芽球、正染性赤芽球の順で成熟します。(再生医療トピックスNo.91
  2. 脊髄性筋萎縮症(せきずいせいきんいしゅくしょう,spinal muscular atrophy: SMA):筋肉を動かす指令を出す運動神経細胞が変化したり、消失していくことでさまざまな症状があらわれる病気です。脊髄性筋萎縮症を有する患者さんの割合は10万人に1人といわれています。(再生医療トピックスNo.84再生医療トピックスNo.98
  3. 脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうへんせいしょう):筋肉を動かす指令を出す運動神経細胞が変化したり、消失していくことでさまざまな症状があらわれる病気です。脊髄性筋萎縮症を有する患者さんの割合は10万人に1人といわれています。歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らない等を症状とする神経の病気です。動かすことは出来るのに、上手に動かすことが出来ないという症状です。主に小脳という、後頭部の下側にある脳の一部が病気になったときに現れる症状。(難病情報センター:脊髄小脳変性症ウイキペディア:脊髄小脳変性症)(再生医療トピックスNo.131
  4. ZGLP1遺伝子(ぜっとじーえるぴーわんいでんし):ZGLP1遺伝子はES細胞から作った生殖細胞が卵母細胞へ変化する時に出現してくる遺伝子。ZGLP1遺伝子をもたないマウスでは、卵母細胞がつくれずに卵巣が萎縮し、不妊になる。(Science:(ZGLP1 is a determinant for the oogenic fate in mice、Science 06 Mar 2020)(朝日新聞デジタル:生殖細胞を雌にする遺伝子特定 卵子の作製が可能に?、2020年2月14日)(再生医療トピックスNo.83
  5. セロトニントランスポーター遺伝子(せろとにんとらんすぽーたーいでんし):神経伝達物質をやりとりするシナプス間隙において神経伝達物質セロトニンの濃度調節を行っている蛋白質です。(再生医療トピックスNo.104
  6. ゼラチンハイドロゲル(ぜらちんはいどろげる):ゼラチンハイドロゲル:ゼラチンなどのタンパク質が異なる分子の間で橋かけされ、三次元構造をもち、水に溶けないようにしたものです。京都大学ウイルス・再生医学研究所田畑教授が開発されたゼラチンハイドロゲルは、優れた薬剤徐放性キャリアとして多くの臨床研究にて使用されています。(再生医療トピックスNo.93
  7. 線維化(せんいか):線維芽細胞が増殖し、コラーゲンなどを作って障害を受けた部分を補う反応のことです。(京都大学iPS細胞研究所プレスリリース:ヒトiPS細胞から分化誘導した腎前駆細胞を効率よく単離する方法を開発、2018年4月26日)(再生医療トピックスNo.44
  8. 線維化(せんいか):本来の細胞が失われたときに他の細胞が増えてそれを補おうとして起こります 脳では神経細胞が減るとアストロサイトが増えます。水田を放置した時に稲が枯れて雑草が茂った状態を思い浮かべていただけたら良いかも知れません。因みに医学では繊維と書かずに線維と書きます。(コラム鵜の目鷹の目No.14
  9. 繊維芽細胞(せんいがさいぼう):結合組織を構成する最も主要な細胞で、線維成分である膠原線維や弾力線維を産生します。(再生医療トピックスNo.13
  10. 前駆細胞(ぜんくさいぼう):幹細胞から最終分化細胞へと分化する中途段階にある細胞。
  11. センダイウイルスベクター(せんだいういるすべくたー):遺伝子の運び手で、生体内外において核酸物質を細胞内へ導入し細胞の機能を改変する能力を持ち、遺伝子が標的細胞の核内に侵入せず染色体に組み込まれないという特長を持ち、安全性や効率の面で優れているウイルスベクターです。(再生医療トピックスNo.86
  12. 前頭側頭型認知症(ぜんとうそくとうがたにんちしょう):前頭葉や側頭葉の神経細胞が死滅するために起こります。常識から外れた行動が目立つようになるとされています。(再生医療トピックスNo.86
  13. 腺房細胞(せんぼうさいぼう):膵臓の外分泌部に存在して消化酵素などを産生・分泌する細胞です。(CNETJapan:糖尿病モデルマウスの血糖値改善に成功、2018年10月9日)(再生医療トピックスNo.58